吉田克朗とか大兵馬俑とか

大阪の国立国際美術館での研修に参加した。

学校と美術館とが連携し、美術の鑑賞教育で美術館をいかに活用していくか、という内容。

美術館での研修は、本物の作品を鑑賞できるし、その作品について話し合いできたりして、とても好きだし面白い。

机上で写真図版を使っての鑑賞や、プロジェクターとパワーポイントでの研修より、本物の作品を前にして学ぶことがいかに多いか。生き生きとした作品は、理屈や知識を吹っ飛ばして惹きつけられる。

理想は本物の作品をなるべくたくさん観ることだと思う。でもそれが現実的にできないから、教室でできる鑑賞を試行錯誤して探っている。そのための方法が写真図版であったり、プロジェクターであったり、どうやって生徒と作品について対話するかであったり。

展示の中で、吉田克朗さんの作品が気に入った。暗い黄色で下地処理されたカンバスの上に、木炭で擦り付けるように描かれた線。それが集まって肉塊のようなものができている。その痕跡の圧倒的な仕事量と、近くで見たときと遠くで見たときとの見え方の違いが魔法のようだった。

帰宅してから吉田克朗さんについて調べてみる。東京文化財研究所のページとかで。

吉田さんは「もの派」の代表作家らしい。でも「もの派」ってどんな派?・・・答えられなくて「もの派」についても調べてみた。

あと国立国際美術館の特別展では「始皇帝と大兵馬俑」をしていた。これは学校にパンフレットが来ていて、クラスでも配った覚えがあった。大兵馬俑とは、死者の墓に副葬される粘土を焼いた人形。(馬とか、馬車とかもある)私よりも大きくて、死後の霊魂の生活のために死者と一緒に墓に入っている。その数とか規模とかが膨大で、途方もない。始皇帝は死後も永遠の支配者で居たかったが、死後3年で治めていた国は滅んで新たな王朝にとってかわってしまう。

自分が死んだ後のことまで考えるなんてよくやるなあと思うけど、国家を統一し、欲しいものは何だって手に入るようになった権力者が望むものは、永遠なる統治と死してなお変わらない自らの支配力や名声なのかな。

楽しい1日だった。

 

あと全く研修とは関係ないけれど髪を切ったらイヤリングが欲しくなった。ルクアのGarland of Dewを覗く。可愛いけれど、なかなかのお値段。

Garland of Dewの隣にあった、LA BOUCHERIE de SWATiが閉店していた。ルクア店と同じく新宿店も閉店らしい。ここのストールやバッグはとても個性的で大好きだった。残念。

京都で同業の人とも会いました。

刺激的な日でした。

2016-08-05 | Posted in BlogNo Comments » 
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